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アジア人材育成交流会2019を開催

アジア人材育成交流会が、11月21日、東京・新宿のハイアット・リージェンシー東京で開催されました。約100人の参加者を迎え、ベトナム訪日招聘団の皆様はじめ、ベトナム・インドネシア・バングラデシュ・ガーナの大使館関係者にもご列席頂きました。
I.P.M.日本語作文コンクールで最優秀賞に輝いた、グエン・チ・ゴックさんは、「私の日本語レッスン」と題する作文を流暢な日本語で暗読し、会場の皆さんの拍手に包まれていました。ゴックさんは、鹿児島県の㈱エヌチキンの技能実習生として食肉加工の仕事をするかたわら、日々、日本語の勉強に努め、この日の表彰となったものです。各国の皆さんのお話や増渕善子様の琴の演奏、松岡けいこ理事の歌、抽選会など、会員の皆様とご支援者と共に有意義で貴重な時間を共有することができました。
将来を担う青少年の人材育成に向けて今後の弛まぬ活動を約束して、成功裡に閉会しました。

ベトナム大使館ホアン労働部長挨拶

ゴックさんの受賞作文の朗読

琴の調べと歌声に包まれる会場

参加者との懇談

ガーナ公使にも列席いただきました

抽選会で飛び入り賞品の紹介

I.P.M.日本語作文コンクール 最優秀賞
「私の日本語レッスン」          株式会社エヌチキン NGUYEN THI NHOC

 私が日本に来た目的は、家族の生活のため、そして、自分自身の成長のためです。私の会社は食品会社で、日本に来てもう1年が経ちました。楽しかった事もあるし、困った事もありましたが、色々な経験が私を成長させてくれたと思っています。
 そんな日本の生活の中で、私を一番成長させてくれたのが日本語でした。私にとって日本語は優しいイメージがあり、それを使う日本人も優しい雰囲気を持っていると思います。日本に来て、初めの一ヵ月は日本語の勉強をしました。そこで、日本人の先生が色々な、面白い意味の日本語を教えてくれました。まず、先生が教えてくれた言葉で印象に残っているのが、「一期一会」です。先生は私に、「一期一会」は「一生に一度だけの機会」という意味だということ、だから、良い出会いを大切にしなければならないと教えてくれました。今年のお正月、私は先生の教えてくれた「一期一会」を思い出す出来事がありました。お正月に妹が住んでいる福岡へ遊びに行きました。福岡には友達がいませんでしたから、行く時は少し不安でした。でも、行ってみると、たくさんの新しい友達が出来て、別の田舎から来た人たちにも出会って、色々、経験することができました。本当に福岡にいる時間は楽しく、私は先生の教えてくれた、「一期一会」を思い出しました。この言葉は私にとって、日本語での最初の貴重な教訓になったのです。
 他にも、先生が教えてくれた言葉で、心に深く残っている物があります。「失敗は成功の元」という言葉です。人生には、苦しい事や、困難な事が必ず起きます。でも、それに挑戦して、立ち向かって行くことが、成功につながっていく、人間を成長させてくれると、先生は教えてくれました。この言葉を私は今でも心に置いて、毎日仕事を、生活を、頑張っています。
 今でも、毎日使う日本語、聴く日本語は、私を成長させてくれています。2年後、帰国した時に、家族に成長した私を見せてあげたいです。そして、私を成長させてくれた日本語をたくさんの人に教えてあげたいです。最後に、最近私が聴いて、印象に残った言葉をぜひ紹介したいです。それは「ありがたい」という言葉です。漢字で書くと「有難い」となります。これは、「無い」という言葉を、「有る」に変えると出来る言葉です。「有難い」ことは、とても貴重なこと、滅多に無いことだという意味です。感謝の言葉を、このように考えることができる日本人は本当に、すばらしいと思います。私を成長させてくれた日本語に「有り難う」と言いたいです。
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